なかなかオリジナリティ溢れるやり方なんですが、紙が浮いてるような影が付いてる画像をGoogleで画像検索して、その画像を拡大しておそらくこうなってるだろうとpathで表現してみました。ただ単に影を付けるなら、PaintのsetShadowLayer()を利用すればすぐに付けられますが、今回はこのような
両端がちょっと浮いてるような影についてです。
また、Pathで描画するメリットは、
描画のベースとなるActivityは背景色を#eeeにして#FFFFFFFFの四角をViewを継承したクラスで描画します。
Viewを継承したクラスは、
これを基に、影を付けていきたいと思います。
まずは影となる黒色の三角を、白四角の下に鋭い黒三角としてPathで描画します。onDrawの中身は、
もうこの時点で若干影っぽいです。濃いめの背景の場合はこれでも良いかもしれません。あと、lpath.lineTo(250, 298);ですが、白四角に黒四角を若干めり込ませる軌跡をたどってます。何故そうする必要があるのか?と言う点については後ほど記述します。
このままでは黒い影が主張しすぎるので、色を薄めます。#ff000000としている部分を#99000000で少し透過させます。
はい、気持ち薄くなりましたね。で、これに、BlurMaskFilterをセットして、黒四角をぼかします。onDrawの全体像はこんな感じ。
で、できあがりです。
先ほどの、「白四角に黒四角を若干めり込ませる」はこのBlurMaskFilterをBlurMaskFilter.Blur.NORMALでぼかすと、線がにじむため、紙の下全体が浮いたようになりしまりが悪くなるための帳尻合せです。
あと、この紙の部分も白ではなく若干色を付けてBlurMaskFilter.Blur.INNERでぼかしてやると、ちょっと厚みのある紙になります。などと好みに合わてちょっと手を加えればより見栄えがよくなるのではと思います。
両端がちょっと浮いてるような影についてです。
また、Pathで描画するメリットは、
- Android API Level 1からサポートされてる
- 自由に座標を指定できるので、端末のサイズ等に合せて調節できるなど
描画のベースとなるActivityは背景色を#eeeにして#FFFFFFFFの四角をViewを継承したクラスで描画します。
Viewを継承したクラスは、
public static class SampleView extends View { public SampleView(Context context) { super(context); } @Override protected void onDraw(Canvas canvas) { Paint paint = new Paint(Paint.ANTI_ALIAS_FLAG); paint.setStyle(Paint.Style.FILL); paint.setColor(Color.parseColor("#FFFFFFFF")); // 紙 canvas.drawRect(100, 100, 400, 300, paint); } }
これを基に、影を付けていきたいと思います。
まずは影となる黒色の三角を、白四角の下に鋭い黒三角としてPathで描画します。onDrawの中身は、
Path lpath = new Path(); lpath.moveTo(115, 300); lpath.lineTo(250, 298); lpath.lineTo(115, 308); Paint lpaint = new Paint(Paint.ANTI_ALIAS_FLAG); lpaint.setStyle(Paint.Style.FILL); lpaint.setColor(Color.parseColor("#ff000000")); canvas.drawPath(lpath, lpaint); Path rpath = new Path(); rpath.moveTo(385, 300); rpath.lineTo(250, 298); rpath.lineTo(385, 308); Paint rpaint = new Paint(Paint.ANTI_ALIAS_FLAG); rpaint.setStyle(Paint.Style.FILL); rpaint.setColor(Color.parseColor("#ff000000")); canvas.drawPath(rpath, rpaint); Paint paint = new Paint(Paint.ANTI_ALIAS_FLAG); paint.setStyle(Paint.Style.FILL); paint.setColor(Color.parseColor("#FFFFFFFF")); // 紙 canvas.drawRect(100, 100, 400, 300, paint);
もうこの時点で若干影っぽいです。濃いめの背景の場合はこれでも良いかもしれません。あと、lpath.lineTo(250, 298);ですが、白四角に黒四角を若干めり込ませる軌跡をたどってます。何故そうする必要があるのか?と言う点については後ほど記述します。
このままでは黒い影が主張しすぎるので、色を薄めます。#ff000000としている部分を#99000000で少し透過させます。
はい、気持ち薄くなりましたね。で、これに、BlurMaskFilterをセットして、黒四角をぼかします。onDrawの全体像はこんな感じ。
Path lpath = new Path(); lpath.moveTo(115, 300); lpath.lineTo(250, 298); lpath.lineTo(115, 308); Paint lpaint = new Paint(Paint.ANTI_ALIAS_FLAG); lpaint.setStyle(Paint.Style.FILL); lpaint.setColor(Color.parseColor("#99000000")); MaskFilter mlBlur = new BlurMaskFilter(2, BlurMaskFilter.Blur.NORMAL); lpaint.setMaskFilter(mlBlur); canvas.drawPath(lpath, lpaint); Path rpath = new Path(); rpath.moveTo(385, 300); rpath.lineTo(250, 298); rpath.lineTo(385, 308); Paint rpaint = new Paint(Paint.ANTI_ALIAS_FLAG); rpaint.setStyle(Paint.Style.FILL); rpaint.setColor(Color.parseColor("#99000000")); MaskFilter mrBlur = new BlurMaskFilter(2, BlurMaskFilter.Blur.NORMAL); rpaint.setMaskFilter(mrBlur); canvas.drawPath(rpath, rpaint); Paint paint = new Paint(Paint.ANTI_ALIAS_FLAG); paint.setStyle(Paint.Style.FILL); paint.setColor(Color.parseColor("#FFFFFFFF")); // 紙 canvas.drawRect(100, 100, 400, 300, paint);
で、できあがりです。
先ほどの、「白四角に黒四角を若干めり込ませる」はこのBlurMaskFilterをBlurMaskFilter.Blur.NORMALでぼかすと、線がにじむため、紙の下全体が浮いたようになりしまりが悪くなるための帳尻合せです。
あと、この紙の部分も白ではなく若干色を付けてBlurMaskFilter.Blur.INNERでぼかしてやると、ちょっと厚みのある紙になります。などと好みに合わてちょっと手を加えればより見栄えがよくなるのではと思います。
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